善建

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意地悪先輩「ゴルア!なにちんたらしてるんだ!!本当にお前は役立たずだな!!」

主人公「すみません!」

意地悪先輩「謝ってすむなら警察はいらねぇんだよ!仕事もできねぇ役立たずならさっさと辞めちまえ!!」

※自宅帰宅後

主人公「くそ!!役立たずってなんだよ!俺だって仕事覚えたいから一生懸命やってんのに…。まだ入って1カ月しか経ってねぇんだからそんなすぐに何でも覚えられる訳ねーじゃんか」

主人公「分からない事あって聞いても教えてくれねぇし…」

主人公「ハァ…なんでこう上手くいかねぇかなぁ…。あんな極悪環境の職場、もう行きたくねぇ…」

主人公「人間関係は最悪だし、給料も安いし…この際だからあんな所、 辞めて転職でもしようかな。」

※スマホにて求人サイトにて検索

主人公「ちょっと求人サイトで探してみるか 」

 

※善建の求人を見つける

主人公「ん?善建?…へぇ、型枠工事をやっている会社か…。型枠工事とかやった事ないけど、コツコツやっていく仕事は好きな方だし…面白そうかも」

主人公「へぇ…施設とか住宅とかマンションメインでやってるのか。…メールで連絡するのもめんどくさいし、さっさとあの会社辞めたいし…電話で問い合わせてみるか!」

※電話で問い合わせする主人公→応対は平良さん

主人公「あの・・・求人サイト見て電話しました!!」

社長「ありがとうございます。良かったら直接会って話をしたいんだけど、希望日とかありますか?」

主人公「自分はいつでも大丈夫です!今の会社…一刻も早く辞めたくて…」

社長「?…わかりました。色々悩んでいるようだね。じゃあ早速だけど明日とかは来れるかな?」

主人公「もちろんです!」

 

※後日、会社の事務所にて面接

社長「初めまして。善建の代表の平良です。まず簡単にうちの会社の説明をしたいんだけど、いいかな?」

主人公「はい!」

社長「職人やっていたみたいからどんな仕事か知ってるかもしれないけど、うちは型枠工事をやっている会社なんだ。メインでやってる現場は、公共施設とか戸建て、 マンションで仕事をさせてもらってる。社員はまだ少ないけど雰囲気の良い会社でみんな仲はいいし、未経験だったら仕事も丁寧に教えるよ」

主人公「本当ですか?…実は今まで働いていた会社の雰囲気が最悪で…仕事もろくに教えてもらった事がないんです」

社長「酷いね…。そんな環境で働くの、辛かったでしょ?」

主人公「はい…。だから善建さんのような会社だったらそんな事がないなって今話を聞いて思いました。」

社長「そこは大丈夫だよ。給与面も、頑張れば頑張るほど反映されるし、休みは事前に言ってくれれば休んでもらっても全然構わない」

主人公「本当ですか!?」

社長「うん。職人は現場の工程の関係もあって日曜日だけの休みになっちゃうけど、 それ以外の土曜日だったり平日でも取れない訳じゃないから大丈夫。…だから君 がよければ是非力を貸してほしい」

主人公「是非…!自分でよかったらお願いします!」

 

社長「早速だけど、いつくらいから来れるかな?」

主人公「今の会社を辞めてからなので、来週位になっちゃうかもしれないです・・・ 大丈夫ですか?」

社長「問題ないよ。じゃあ落ち着いて来れる日が決まったら連絡貰える?」

主人公「はい!分かりました!!」

※入社日の朝自己紹介する主人公

主人公「はじめまして!今日から入社しました!よろしくお願いします!!」

先輩「俺は田中だ。よろしくな!若くて元気のある子じゃないか」

主人公「はい!よろしくお願いします!」

社長「今の現場はみんなで車の乗り合いして行ってるから、早速行こうか」

主人公「はい!」

※車に乗って現場向かう

 

※初日現場で先輩と平良さんに教わる描写

主人公「なるほど…確かにこのやり方の方が効率も良くなりますし、手間も減りますね」

先輩「だろ~?分からなくなったらいつでも聞いてくれて構わないから。…じゃあ この仕事が終わったら声かけてくれ!」

主人公「はい!ありがとうございます!」

※初日現場で先輩と平良さんに教わる描写

主人公「先輩、廃材まとめて捨ててきました!」

先輩「おぅ、ありがとうな!俺の所は今大丈夫だから、社長の所行ってもらえる か?」

主人公「分かりました!」

※1週間後別現場にて積極的に聞いて仕事をする描写

主人公「社長、なにかやる事はありますか?」

社長「おお、田中の所が終わったのか。じゃあ・・・そうだな・・・。俺が加工した型枠材持ってくれるか?これからこの鉄筋の周りに張っていく作業をするから張るのを手伝ってくれ」

主人公「はい!分かりました」

※更に1週間後、別現場にて積極的に聞いて仕事をする描写

主人公「先輩!頼まれていた木材の加工全部終わったんですけど、持ってきても大 丈夫ですか?」

先輩「え?もう終わったのか?凄いな、早いじゃないか。大丈夫だ、持ってきてくれ」

主人公「分かりました!」

 

※更に半年後別現場にて積極的に聞いて仕事をする描写(フォークリフトの資格をとった主人公)

主人公「社長。東側の型枠材今搬入されたのでフォークリフトをお借りしたいんで すが・・・」

社長「おう、わかった。鍵失くしたら弁償だし、他の職人さんと接触しないように気 を付けるんだぞ」

主人公「了解です!」

※1年後、会社の事務所にて明日の打ち合わせをしつつ話している描写

社長「本当に物凄いスピードで仕事覚えてったな。今じゃ1人で現場行ける程なんだからよ」

主人公「それは社長と先輩が教えてくださったおかげです。自分、あの極悪環境の会社から救ってくれた社長に本当に感謝してるんです。だから少しでも早く仕事を覚えて、恩返ししたいってずっと思ってて…。だからこうやって仕事任せて貰えるようになって少しずつですけど、恩返しできてるかなって…」

社長「そうか。ありがとうな。」

主人公「こちらこそっす。俺、善建で働けて今幸せです!もっと仕事頑張るので、これからもよろしくお願いします!!」

社長「おう。」

 

 

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